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1: 2021/05/13(木) 21:24:40.03 ID:fySGzFjq0
このご時世何があるかわからないので、人生最初で最後のスレ立てというのをしてみます
ネタばれ等気にせず書いていますが、よければご覧ください

1001:おすすめ記事

引用元 https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1620908680/

2: 2021/05/13(木) 21:25:29.75 ID:fySGzFjq0
龍が如く(初代)

『消えた100億の行方』というわかりやすい引き
サスペンスの要素をちりばめつつ、完成度の高いストーリー
夜の街で起こる様々な人間模様を描いたサブストーリー
操作性に多少の難はあるが、『ヤクザの喧嘩』を表現した爽快感のある戦闘システム
個性的で魅力的なキャラクター等、原点にして最高傑作だと思います

後のシリーズと比べて特に素晴らしいのは
『きちんとした演出・テンポの良いコマ割』と『最後の戦い』の二つ
後の作品では、広めの空間で対面しているキャラクターが、だらだらと説明台詞を話しているだけなことが多く
ムービーがうっとおしいと感じることがあるのは、ムービーの長さ・多さもありますが
単純に演出がつまらない、というのも大きな要因ですね

最後の戦いに関しては、錦山・神宮の二人のキャラクター自体も良かったのですが
『信念に生きた錦山』『悪を貫く神宮』と二人のラスボスを登場させたことによって
さんざん悪いことしたけど、お前と戦って心が変わった・・・な一貫性がないせいで小物にみえてしまう展開や
悪いことしてる奴をとりあえず倒すが、熱い物語は特にない・・・をどちらも解決できるうまい仕組みでしたね
エンディングも『桐生が遥と共に未来に向かう』といった感じで綺麗にまとまっていました

3: 2021/05/13(木) 21:25:54.32 ID:fySGzFjq0
龍が如く2

『前作のあれやこれやを使いまわし、短い期間で続編を出していく』というスタイルが
このシリーズの特徴になっていき、この作品も一年未満で作られたらしいのですが
そのせいか、ストーリーやキャラクターの完成度が低く

カタギとして遥を幸せにすると誓ったはずの桐生が、なぜか東城会のために動くことになり
なぜか桐生のお気に入りで、最後まで特に見せ場もない、龍司にワンパンされてしまうような大吾が
他の幹部に反対されることもなく会長を継ぐことになったり
脚本の都合で振り回されすぎて、最後まで何を考えているのかわからない意味不明な寺田
初登場から怪しさ全開で、結局悪役な意外性の全くない高島・倉橋
目の前でハッキングされているのに気付かない無能すぎる花屋、など挙げればきりがありません

私の中の続編ダメ脚本あるあるなんですが
『同じ顔だけど中身は別人』な展開を使った作品で、ストーリーが楽しめたものは一つもないです
終盤、一か所にキャラを集めて銃でガンガン殺していく展開は特に酷く
せめて、それぞれのキャラの見せ場を作って退場してほしかったですね

かろうじて良かったのは
作中唯一の極道たる龍司と、下品が服を着て歩いているような千石の敵キャラクターとしての魅力
狭山・スナック葵のママ・瓦の家族ドラマくらいでした

関西エリアが追加されたこともあり、街の中での人間ドラマの幅が広がり、ミニゲームも増え
遊ぶ・散策する要素がさらに強化されましたが
この作品以降、作業的・プレイ時間稼ぎ的な要素も増えてしまいました
(キャバクラ・エンカウントボス・闘技場あたりは特に大変)

ただ、サブストーリー自体は前作と変わらず楽しめましたね
なので大阪の城がふたつに割れたり、虎と闘うあたりから
初代の桐生と遥はどこかで幸せに暮らしていて『如く2』以降は、主にサブの要素を楽しむ
パラレルワールド・パロディなんだと思いながらプレイしていくことに・・・

4: 2021/05/13(木) 21:26:35.93 ID:fySGzFjq0
龍が如く見参

戦国の京都が舞台なのですが、私に歴史の知識がない
時代劇に興味がないというのもあって、全体的に地味だと感じました
桐生の目的もふわふわしていて
途中から「遥のために命を懸ける」ないつもの展開になっていく理由もよくわかりませんでした
最初イメージのない下ネタを言う桐生に、良い意味でこれまでと違う物を期待したんですけどね・・・

ミニゲーム・サブストーリーにしても、時代的に仕方のない部分もあるのでしょうが
バリエーションが少なくて、あまり楽しめませんでしたね
町から林道や滝に行くのも時間が掛かって面倒くさかったです

戦闘も、アクションゲームがうまい人は、駆け引きを楽しめるのかもしれませんが
私には合いませんでした
こちらが切る・切られる関係なく叫び声を上げ、のたうち回る演出が入り
その間お互いに何もできないのも、かなりのストレスでした

この作品『天啓システム』が生まれた以外の印象が全くなかったです
唯一、オープニングの曲は良かったと思います

7: 2021/05/13(木) 21:29:20.77 ID:TeptVFgc0
なかなか面白い。続けて

5: 2021/05/13(木) 21:27:14.55 ID:fySGzFjq0
龍が如く3

入れ墨を背負った元極道が養護施設を運営・・・なことにいまさらツッコむ気はないですが
施設の子が「親がいないことでクラスメイトにレッテルを張られ、嫌な思いをした」という話の後に
人が沢山いる通りで、桐生と地元ヤクザ(力也)が大立ち回りするという展開に
「もしかしたら今回こそ、まともなシナリオなんじゃないか?」な期待はすぐに打ち砕かれ
そこに米軍基地・リゾート建設だの、CIA・ブラックなんとかだの
とどめに、ルー語をあやつる風間の弟だのと、目まぐるしい設定についていけませんでした

ただ、東城会の峯・神田・浜崎は敵役として魅力的で
特に峯は、大吾よりも断然組長にふさわしいなと思ってしまいましたね
あとは力也・・・というよりも藤原竜也さんの演技力が凄かったです
力也というキャラクターの存在を何倍にも高めていました

戦闘や演出は大きな変化があって
とにかく殴りに行けばよかった、前作までのヤクザ同士の殴り合いなバランスから
スーパーアーマーやカウンターを駆使する敵が増え、爽快感が減ってしまいました(特にボス戦)
こちらが使える技もさらに多彩になったので、アクションゲームとしては当然の措置なのでしょうが
私は前作までの方が好きだったんですけどね
『回復アイテムを使ってヒートアクションでごり押し』が最適解になったように思います

演出も、良い意味で大げさな効果音・バカでかい戦闘BGM・うるさいくらいの街の喧騒が
『アングラな街での喧嘩』の雰囲気作りに一役買っていたのですが、おとなしくなってしまいました
残念ながらこの作品以降、この戦闘バランス・演出に・・・

サブストーリーは安定のおもしろさ、大ボリュームでとても楽しめました
ですが、これは今作全体に言えることなのですが
プレイの感触が前作までと変わらずマンネリ感があり、その改善は次回作に持ち越されることに

6: 2021/05/13(木) 21:27:41.91 ID:fySGzFjq0
龍が如く4

シリーズ初の複数主人公が採用され
さまざまなバトルスタイル・境遇で、前作にあったマンネリ感はなくなっています
龍が如くのゲームシステムと最も噛み合っている、街の金貸し秋山
初代の頃の桐生を思い起こさせる、怖いくらいに迫力のある冴島
警察官でありながら『街のダニ』とまで呼ばれるほど、金にがめつい谷村と
それぞれのキャラクターが素晴らしかったですね
前作までの主人公である桐生もその一人なんですが、正直いなくてもよかったんじゃないかと
「なぜ使えないんだ?」というクレーム対策・おまけ扱いなんでしょうかね

ただ、メインストーリーは相変わらずで
本当に死ぬときは実弾、死んだように見せたいときはゴム弾、と『ムービー銃』を使い分けるのも大概なんですが
私が一番笑ったのは、1000億なんて大金をボタン一つで誰でも開けられる場所に保管しているという展開・・・
ここまでくると「龍が如くならこのくらいないとな」と逆に楽しめるようになってきてしまいました
それでも、花ちゃんと秋山のコンビ・冴島と真島の過去・谷村と杉内の埠頭での戦い
終盤の主人公達が集結する屋上でのシーンなど、それぞれの関係性を表すエピソードはすごく良かったです

複数主人公の影響か、サブストーリーの数が実質4分の1ほどに減ってしまったんですが
秋山・冴島・谷村の本編に関するシナリオは
どれもこちらがメインと言えるくらい出来が良かったので、満足度は高かったです
桐生だけは、とりあえず歴代のキャラと絡ませればいいだろう・・・な感じで、サブでも適当でしたね

バトルも主人公ごとに個性があって
蹴りわざ主体の秋山・動きは遅いがパワフルな冴島
受け流しができ、コンボから極技に繋げられる谷村・安定して使いやすい桐生と
操作感もそれぞれ違うので、最後まで飽きずにプレイできました

11: 2021/05/13(木) 21:33:05.04 ID:g3qR2ksip
結構ちゃんとした感想で草

9: 2021/05/13(木) 21:30:51.34 ID:U0TJq4+Y0
キムタクもやった?

8: 2021/05/13(木) 21:30:07.30 ID:fySGzFjq0
龍が如く OF THE END

『龍が如く×ゾンビ』なのですが、先に言ってしまうと全く楽しめませんでした

ゾンビものとしてベタすぎる導入の秋山
主人公になると、ただの良い人になってしまう真島・龍司
前作の扱いもあってか、おいしい所を持っていく桐生と
インパクト重視のお祭りストーリーとしては、このくらいで良いのかもしれませんが
ゲームとしては、かなり酷かったです

ゾンビものということで、銃を使った戦闘なのですが
壁際に行けばカメラが激しく揺れ
中途半端に自動照準なため、目の前にゾンビが襲い掛かってきても奥にいる敵を狙い
起き上がりに無敵がないせいで敵にハメられたりと、とにかく操作性が最悪でした
弾は潤沢にあるので、大量のゾンビを倒すことを目的とした『無双ゲー』としてならば
楽しめる人もいるのかもしれませんね

サブの要素も、これまでであれば街を歩いているうちに自然と発生していたものが
自らその場所に行く必要があり、さらにゾンビのいる『道中エリア』を通ることになるため
拠点→(長めのロード)道中→(長めのロード)隔離エリアを何度もこなさなければならず
ストーリー等を楽しむ以前に、やる気がなくなってしまう仕様でした
エリアを切り替えるためのロード時間が、この作品一番の問題だと思います

前回の外伝である『見参』は、まだ多少のオリジナリティがあったのですが
この作品は『如く4』にゾンビを無理やり放り込んだだけになってしまっています

10: 2021/05/13(木) 21:31:37.86 ID:iROfJHJ60
サブはどんどん面白くなっていくのに
メインがクソ続きなんだよなぁ

13: 2021/05/13(木) 21:34:58.89 ID:ViFPARFD0
このゲームはプレイしてたら毎回イライラするんだよな
人に当たりながら移動するところとか

15: 2021/05/13(木) 21:41:45.75 ID:iROfJHJ60
>>13
アサクリみたいにやさしくかき分けて歩くってことができないから
移動してるだけで他人転ばせまくりのDQNになっちゃうんだよな

それがランになったら通行人が
「お前らコンクリートでできてんのか」って耐久力になるという

14: 2021/05/13(木) 21:40:26.02 ID:fySGzFjq0
龍が如く5

シリーズ最大のボリュームであることは間違いありません
ですが、シリーズ最大のメチャクチャなストーリーでもあります
(ストーリーの都合で)当然のように養護施設を離れ
「俺は東城会とは関係ない」と言いながら、当然のように東城会に関わっていく桐生
そんな願望ありましたっけ?な、正統派すぎて面白みのないアイドル遥
よくわからない理由で北海道の刑務所に入り直し、また脱獄する冴島
これまたよくわからない理由で大阪に支店を開こうとしている秋山
結婚していた、という意外すぎる過去があり
死んでいた詐欺に使われる(脚本の人に)都合の良い、人気があるから登場させざるを得ない真島
暗躍()しながら桐生達を神室町に集め、シリーズ恒例の高い所に人を集めて銃をパンパン撃つ役割の黒澤
「なんで器じゃない大吾が東城会の会長に」「あんた(桐生)が東城会のトップでいればよかった」と
過去の作品でツッコまれたであろうことをメタ的にラスボスに言わせる展開は、正直ダサいな・・・と

クライマックス、さんざん夢だ夢だと振っておいて「やっぱりおじさんと家族でいる」と投げ出した遥に
無責任な女の子という感情以外、湧いてきませんでした
制作者の方々は『それでも桐生を選んだ遥』という感動シーンとして考えていたのでしょうか?
私には、その意図が分かりませんでした
すべては『5大都市・5人の主人公』という企画ありきで、整合性なんてどうでもよかったんでしょうね

あと、各話ごとに『衝撃の展開』を入れなきゃいけない決まりでもあるのか
主人公ごとに裏切りキャラがいて、そのたびにムービー・戦闘があるので非常にテンポが悪く
しかもレギュラーキャラの中にはいない、という暗黙の了解のせいで衝撃でも何でもないんですよね

そんな中でも、品田に関するシナリオは唯一といってもいいくらい楽しめました
街の人々とのドラマ・高校球児時代からのライバルとの関係性・最終部での電話シーンなどありますが
特に綾小路との修行は、ただおかしな恰好のおかしな奴をまともにしていく・・・だけではなく
綾小路と品田の関係が対等になっていく、というドラマ性もあってシリーズでもトップクラスに好きなイベントです
どのエピソードも売れない風俗ライターで、肩ひじ張ってない一般人な品田だからこそ活きているなと感じました

他にも書くべきことがある気がしますが「ストーリーが酷い」しか頭に出てこないのでこの辺で終えます
これまでも、初代以外のストーリーはあまり楽しめませんせしたが、少なくとも『クリアした感』は得られました
ですが「今までプレイしてきたのは何だったんだ?」と思わされるシナリオがここまで精神的に来るものとは・・・

あ、ゲームとして&サブストーリーは普通に楽しめたと思います

16: 2021/05/13(木) 21:45:58.02 ID:fySGzFjq0
龍が如く 維新

この作品一番の特徴は
シリーズで死んでしまった・いなくなったキャラクターも含めたオールスターな登場人物でしょう
良いキャラがたくさんいたんだな、と改めて楽しめましたね
だからこそ『如く3』で柏木が雑に退場してしまったのは、今思い返しても残念だったなと・・・

ストーリーも「親っさんの仇を探すために新選組に入隊する」まではシンプルで良かったのですが
仇の話が解決してからは、説明台詞が多くテンポの悪い、いつも通りな展開になってしまいました

ゲームとしては、かなり大きな新要素として『絆(顔なじみ)』『徳(ポイント)』システムがあります
これは、サブストーリーをクリア・ミニゲームをプレイ・町の人との交流・食事など
何かしらの行動をするたびにポイントが貯まっていき
さまざまな便利な能力(ダッシュ時間延長など)やアイテムと交換できるというもので
前作までは『コンプリート』という要素はありました
ですが、コンプリートは一定の知識・テクニックがないと完全にクリアできず
完全にクリアできなければ報酬がもらえないという仕様だったので
これまでミニゲーム系は、やりこむところまではいかなかったのですが
「プレイするだけで絆が深まり、最終的には大量の徳も貯まる」という流れのおかげで
ミニゲーム自体を楽しむだけでなく、ポイントを貯めることも目的となるので
良い意味で、たくさんプレイさせられてしまいましたね
ゲームに対するモチベーションが高まる、素晴らしいアイデアだと思います

戦闘システムは、複数主人公ではなくなった代わりに、戦闘中に戦い方を変えることができ
格闘・一刀・短銃・乱舞と4つのスタイルがあるのですが、そのバランスが悪く
短銃が強い・・・というよりも他のスタイルが弱い(難しい)と感じました
ただ、これまでの作品で最も、初期の能力と最終的な強さの幅を実感できるのは良かったです
刀の効果で気絶させた相手を一方的に攻撃できたり、短銃はマシンガンのように弾を連射
防具を鍛えればザコからほとんどダメージを受けなかったりと

今作は新しいシステムをたくさん導入したことによって、ゲームとしての面白さがまた一段階上がり
シリーズの知識も必要なく歴代キャラの良さも味わえるので、龍が如く初プレイにもおすすめですね
龍が如くの外伝作品は楽しめないものと思っていましたが、それを現時点で唯一くつがえす作品になりました

17: 2021/05/13(木) 21:46:50.53 ID:iROfJHJ60
確かに品田のシナリオと修行は好き
すぐ耐性もたれて弾かれるようになる掴みと
使用回数がつらい武器に依る戦闘スタイルが動かしててストレスだけど

18: 2021/05/13(木) 21:48:37.40 ID:2C9q/z3S0
結構ちゃんとやってて草
正直0と1だけやっとけばいいぞ
他はシナリオ面がマジで酷い

20: 2021/05/13(木) 21:53:05.13 ID:3d/FcRYBa
OF THE ENDはバイナリードメイン販売促進の為の作品だからなぁ
結果は促進どころか抑制になったけど

22: 2021/05/13(木) 21:56:17.27 ID:fySGzFjq0
龍が如く0

好景気だったバブル時代を舞台に、ナンバリングでは初の1作目より過去が描かれるので
シリーズの矛盾を是正するものと思っていた私の考えは、浅はかだったようです
東城会最大の力を持ち、桐生より以前に伝説とまで呼ばれていた堂島が三代目会長になれなかった理由が
『自分では何も出来ない小物だったから』というストーリーの着地に納得できませんでした
「その器ではないが、シノギでのし上がった」と自ら語っていたはずの世良の方が、よほど次期会長らしく見えて
堂島と世良、どちらも矛盾していると感じました
私は、桐生が大吾を六代目に指名したのは父親の存在が影響していると勝手に思っていたのですが
どうやら、それは違っていたようです

メインストーリーは、初期の頃のVシネ路線なこと以外ある意味いつも通りで
堂島組の桐生が、カタギになって逆に堂島組を相手に暴れまわり、最後にはまた堂島組に戻るという
「これがケジメになるってどういうこと?」なアクロバティックすぎる展開も
それこそ、本編のストーリー中でも語られていた『堂島組内のお家騒動』の範疇に収めていれば
わざわざ無茶な展開にする必要はなかったんじゃないかと
これは初代から前提としてある『ヤクザ組織を内部からではなく、外から叩いて問題を解決する』
という構図にこだわった結果なのでしょうかね

ただ、個人的に桐生編で一番残念だったのは
桐生が二十歳そこそこの若者という設定が生かされておらず、あまりにもいつも通りすぎるということ
どうせ過去編における新キャラは死ぬ、もしくはいなくなってしまうのですから
例えば、堂島組で下っ端の桐生を唯一かわいがってくれていた先輩が
若さゆえの失敗をかばって死んでしまった・・・等のエピソードがあれば良かったのにと思いました

不思議なのですが、真島はキャラクターの人気があるから毎作登場しているはずなのに
真面目にキャバレーを運営している人物として登場するのは、ファンにとってうれしいものなのでしょうか?
私は、子分を躾と称して傘で顔を突こうとしたり、ダンプで桃源郷にツッコむ真島は好きですが
命令されたことを健気に遂行しようとしたり、女一人のために思春期真っ盛りな十代のように落ち込み
「俺がこの子を守らな」と右往左往する真島は好きになれませんでした
さらに、あきらかに後の作品と様子の違う真島が、初代の真島にどう繋がるのかと期待していたら
エンディングで突然いつもの恰好をしての登場に、別の意味で驚いてしまいました
西谷という後の真島にそっくりなキャラが出てきたので、何か関係があるのかとも思ったんですが
特にエピソードもなく、肩すかしな感じでした

あからさまに誘拐されるために、マコトを誰かに預ける展開が何度もあったり
死んでしまうほど拷問された立華を前に、どう考えても殴るしか能のない久瀬が
「お前は殴るしか能がねーのか!」と組員に絶叫する「あんたには言われたくないだろ」な場面
泣き崩れる錦山を夜の山中に置き去り・・・など、まさに『緊張と緩和』な笑える所もあったのですが
おそらく制作の方々としては、笑いを取ろうとしたわけではないのでしょうから
これらを真剣に受け取れる人には、ストーリーを楽しめるのかもしれません

ストーリーについて色々と書きましたが、遊びの部分はシリーズで一番好きです
最終的には何十億単位で稼ぐことができ、ゲームとしても楽しめるマネー・水商売アイランド
ポケットサーキットを始めとしたサブストーリー・ミニゲームも、どれもクオリティが高かったです
ただテレクラだけは、単純にゲームとして面白くない+ランダム要素でかなりきつかったですが

維新から徳のシステムがCPと名を変え、受け継がれたのは良かったのですが
前作は、絆システムと紐付けされミニゲームをプレイすれば必ずポイントが得られたのに
今作では『○○の技を決めろ・○○点以上獲得』と以前までのコンプリートと変わらない仕様になってしまいました
プレイしていれば必ず終わる、というのがモチベーションに繋がっていたのですが・・・

バブル時代が舞台ということもあって『金』がテーマになっており
金をばらまいてエンカウントを回避できたり、レベルアップも金で行うといった
バブルならではの世界観も良かったですね

23: 2021/05/13(木) 21:56:17.57 ID:f6XBKJjV0
ゲームパスで0,1,2やったけど2のシナリオが薄っぺらく感じて
続きをやりたいというモチベーションが湧かなかった

24: 2021/05/13(木) 22:01:55.88 ID:fySGzFjq0
龍が如く極

『前作を使いまわして、とにかくプレイ時間を引き延ばす』がこの作品の全てだと思いました
確かに、これまでも少なからずそうだったんですが、この作品は特にそれが酷かったですね
不必要なシナリオ・イベントが大量に追加され、オリジナルのテンポの良さが台無しに
その最たる例が『どこでも真島』
「とりあえず真島をたくさん出せば嬉しいでしょ?」という制作者の声が聞こえてくるようでした

桐生が、忘れていた由美の誕生日プレゼントを買いに行く最初の追加エピソードも
サイズの問題・名前を刻印する時間は?と、ツッコミ所にしかなっていないですし
その後スリに盗まれ、売られた指輪のために何度も質屋に行かされる展開も本当にひどい
これらに限らず追加・変更要素が楽しめなかったので、私は途中でプレイするのを断念してしました

後の『極2』もそうなんですが、オリジナル(HD版)は遊びの要素こそ極シリーズより少ないかもしれませんが
俳優・声優さんはオリジナルの方が合っていますし、テンポの良いストーリーも楽しめると思うので
極シリーズしか遊んだことがない人には、ぜひプレイしてもらいたいですけどね・・・

25: 2021/05/13(木) 22:05:00.38 ID:iROfJHJ60
極1追加要素で良かったのは戦闘スタイル導入とポケサーだけ

27: 2021/05/13(木) 22:10:12.56 ID:v2WI+2qU0
読ませる良い文章だな
惜しむらくは龍が如くがつまらな過ぎて3の序盤でやめて以降さっぱりプレイいておらず共感できない事

28: 2021/05/13(木) 22:14:05.40 ID:G50s/sBr0
積んでる1だけそのうちやってみようかな

29: 2021/05/13(木) 22:14:12.60 ID:fySGzFjq0
龍が如く6

しょうもない理由で養護施設から逃げ出し
しょうもない男の子供を妊娠・出産していた遥の事故をきっかけに
子供を誘拐し、乳児におにぎりを食べさせようとする、元養護施設運営者であり元極道が
中国マフィアや広島ヤクザ相手に暴れまくる、といういつも通りのハチャメチャさに
これまでの作品で慣れすぎてしまったのか、ツッコむという感情すら湧かず
心の底から「どうでもいい」とさえ思ってしまいました
エンディングも「桐生の物語に決着がついた」とも言い切れない、何とも言えない出来になっています

ただ、プレイしながら考えていたのは『次の世代につなぐ』がテーマなのだから
染谷と勇太の設定を混ぜた、どこか桐生ような雰囲気があるキャラクターを主人公に
「遥は俺が幸せにする」「これからの時代は俺が継いでいく」と桐生に挑み
最初は歯が立たないが、真島・冴島など桐生にゆかりのある人物と戦い・アドバイスをもらったり
「俺も同じ道を」と街の人を助けたり、様々な経験をすることによって
最後には桐生をも超えていく・・・なストーリーだったらもう少し楽しめたのかなと

PS4専用に作られたので、グラフィックの進化は当然あるのですが
私が凄いと感じたのは、サブイベントなども含め全編フルボイスなこと
それを生かした音声認識AIや、ゆるキャラ(小野ミチオ)になって必死にキャラを全うしようとする話など
シリーズで一番サブストーリーに幅があって素晴らしかったですね
スナックの客やママと親交を深めるイベントも、ボイスが付いたことでより感情移入できて
本編で清美ママがさらわれ、頭に銃を突きつけられるシーンは何とも思いませんでしたが
みなとママが同じことになって、スナックの皆で助けに・・・というストーリーならば
熱い展開になっただろうな、と考えてしまうくらいに楽しめました
クランクリエイター・草野球・素潜りも、手堅く作られていて面白かったです

ゲームシステムとしては、前作まであったCPがなくなり
ダッシュなど含め、すべて経験値で成長させるシステムに一本化されました
やらなければいけないこと自体は変わらないのですが
『キャラ自身を強くするために経験値を得る』『便利な能力で攻略を楽にするためにポイントを貯める』
という二つの成長方法があるからこそ、好きなシステムだったんですけどね
桐生の初期能力が戦闘でも探索でも、あまりに動かしにくく
RIZAPに行っては食事をして・・・を半強制的にしなければいけないのも大変でした

桐生が主人公の最後の作品らしいのですが
最後まで「メインストーリーは楽しめないけど、サブイベントは楽しめる」なシリーズでした

33: 2021/05/13(木) 22:26:17.18 ID:QTJ7VgVu0
ゲハにあるまじき良スレだ

30: 2021/05/13(木) 22:23:14.66 ID:fySGzFjq0
ジャッジアイズ(キムタクが如く)

厳密には龍が如くシリーズではないのですが、一応書いておこうと思います

神室町を舞台に、キムタク演じる元弁護士で探偵の八神隆之として殺人事件を調査していくのですが
肝心の、探偵ならではの部分が何一つ楽しめませんでした
鍵開けやドローン飛ばしは、時間がそこまで掛からないので、まだましなんですが
探索パートは、見つけない限り先に進めない、いわゆる脱出ゲームなどの『探せるポイントを探す』方式
そして一番の問題は、尾行パートだと思います
私は、尾行をゲームとして面白くできている作品に出会ったことがないのですが
それでも『アサシンクリード』という作品であれば、殉教者に紛れる・屋根の上から追跡する等の自由度があります
しかしこの作品は、一定の距離を保って隠れるポイントに移動するだけの単調なものにもかかわらず
妙に長い上に何度もその場面があるので、本当に苦行でした

ストーリーも、探偵ものとして始まったはずなのに
最終的に『今までにない新薬をめぐる抗争』と『これまでの事件を弁護士として解決する』へ
繋がっていくのが納得できず、最後まで探偵として事件解決してほしかったです
逆に、そこまで行ったにもかかわらず
八神が弁護士に戻らなかった理由も、探偵に戻った理由も、私には分かりませんでした

サブストーリー(サイドケース)は、連続イベントでかさまししてますが、数自体は少なく
しかも、先程書いた面倒くさい探偵要素がこちらにもありますし
変態がどうの、カツラがどうのと楽しめるものは少なかったです
「キムタクが○○しているだけで面白い」という意見を見ることがありますが
私は、SMAPが『アイドルの枠にとらわれず色々なことに挑戦する』の礎を築いた方々だと思っているので
そこでの感動や面白さは感じませんでした
インパクトだけで言えばペットのPちゃんの方が、よほどあると思いますね

今作も、後の『如く7』もそうですが
龍が如くの『定期的(無理やり)な戦闘シーン』を踏襲している割に、戦いの必然性が低いので
いっその事、アドベンチャーゲームとして作った方が良かったんじゃないかと・・・

31: 2021/05/13(木) 22:23:24.42 ID:iROfJHJ60
6は「短いぶん5よりマシ」
メインはそれくらいしか褒められるところがない
サブはここで劇的に良くなったな

37: 2021/05/13(木) 22:38:50.74 ID:fySGzFjq0
龍が如く7 (長文なので2つに分けます)

主人公が桐生一馬から春日一番になり、戦闘システムがアクションからコマンド選択に変更になりました

春日には『ドラクエ好きで、現実をゲームの世界のように脳内変換してしまう』という設定があるのですが
戦闘を従来のアクションからコマンドRPGに変えるため、というメタ的な設定以外には生かされておらず
札束で敵を殴り、アイドルの恰好であざといポーズを決め、キラキラな衣装で氷をばらまいている人達が
その後どんなに真面目な話をしていても、私はその状況を素直に受け入れることが出来ませんでした
昔ながらのコマンドRPGでは当たり前な、ボス一人にパーティー4人で挑むという展開も
ファンタジーな世界で、巨大な敵キャラを相手にしているなら分かりますが
リアルな人間キャラがそれをやると、集団でリンチしているようにしか見えない・・・
今作のストーリーにゲームシステムを合わせるなら、殴ったり蹴ったりではなく
会社経営の時に見せる土下座のように『説得する』のコマンドを選ぶ戦闘なら、無理のない演出だと思いますけどね

あとは、単純にゲームシステムが面白くないというのもあります
コマンドRPGが他のジャンルより優れているのは
キャラクターが強くなっていくのをダイレクトに感じられる+さまざまな攻略法があることだと思いますが
このゲームは全体的に数字がおおざっぱで、レベルや武器を1段階強くする程度では違いが分かりにくく
技にしても、範囲技を覚えるとザコ戦闘が少し楽になるくらいで
結局は『威力の高い技を使うだけ』の単調なゲーム性になってしまっています

転職によって『魔法職は打たれ弱い』などのジョブの個性でステータスが増減するゲームは知っていますが
ジョブレベルがステータスに大きく影響し、能力が最低ランクになるせいで転職する気が起こらない作品
に初めて出会いました

さらに、敵を攻撃するときは壁に引っ掛かり、ガードレール等を越えるモーションがいちいち挟まれ
技を使用するたびに流れる、一度観れば十分なムービーをいちいちスキップして
それらを終えた後にやってくる、ダンジョンから街エリアへの長いロード時間・・・と
全てにおいてテンポが悪い戦闘が、常にストレスになっていました

かなり細かいことですが、仲間キャラを引き連れて歩いているせいで
建物の出入り等で次の場所に移動しようとするとき、必ずぶつかる演出が入るのも地味にストレスでしたね

38: 2021/05/13(木) 22:44:44.56 ID:XQ9D0SdN0
ゲームを好きな人の文章は面白いなぁ。
この板、ゲームの売り上げと他陣営を叩く事しか興味ない人たちばかりだからな…。

他にも前作やってるようなゲームあったら、またスレ立ててよ。

40: 2021/05/13(木) 22:48:29.98 ID:fySGzFjq0
(つづき)
ストーリーは、メイン・サブ・仲間との交流イベントなどに関わらず
『トラブルが舞い込む→春日が持ち前の人の良さで解決→最後は、ほっこり人情話』な展開ばかりで
ゲーム性と合わせて、単調さに拍車が掛かっていました
ですので、ラスボスというか決着の場面も『初代』の感想で書いた
『悪いことしたけど、お前のおかげで心が変わった・・・な小物にみえるキャラ』になってしまっています
春日が長い間刑務所にいた元極道にもかかわらず優しい雰囲気なのも、ラスボスが最後まで悪を貫き徹さないのも
あえて設定は初代と同じに、人物像は別にすることで、桐生や神宮との差別化をし
『新たな龍が如くを作る』というスタッフの方々の意図なのでしょうが、正直これは失敗していると感じました

私は、春日一番を人としては好きですが、龍が如くの主人公には適していないと思います
分かりやすい例として、小野ミチオの恰好をさせられる、前作にもあったイベントでも
春日のマインドが元々コメディよりなこともあり、成立してしまっているというか
「これくらいの事はしてくれるだろうな」と思えて、面白くないんですよね
渋い声・真面目そうなイカツイ顔の桐生が、成立させようと必死になるからこそ笑えたんだなと

これまで当たり前だった、ストーリーを進める上で定期的に戦闘シーンがあるのも
「春日のいいひとパワーで解決するのが分かっているのに、なんで戦っているんだ?」と思えて気持ちが乗らず
よくネタにされている桐生の「うるせぇ!」や「死にてぇ奴だけかかってこい」が、このシリーズ特有の
『戦う状況を作るための(無理がある)ストーリー』と『結局は殴り合って解決するバトルシーン』を
繋げる魔法の言葉であり、それを成立させるキャラクターが桐生だったんだなと気づかされました

他にもストーリーがいまいち楽しめない理由は
『春日の人の良さ』『ゲーム脳という設定』『シリーズ恒例の巨悪を倒す』の三つが
嚙み合ってない・無理やり一人の主人公で展開したのが原因だと思いました
春日の人の良さを生かすのであれば『如く5』の品田編のように、街の人々との交流を中心にするべきだし
ゲーム脳を生かすのであれば、ファンタジックな要素があっても違和感のない世界観に
真剣に巨悪を倒すというのであれば、ゲーム脳の設定は邪魔にしかなりません
実際、今作でもメインストーリー序盤以外、その設定に触れられることは一切ありませんでしたしね
せっかく4人パーティーなのだから『それぞれが主人公のストーリー』にすれば
もう少し自然になったのでは?と思うのですが

匂わせ程度に、死んでいたはずの人物まで登場する、歴代のキャラ達は必要だったのでしょうか?
出すのであれば、もっときちんとストーリーを描いてほしかったです

ミニゲーム系も
会社経営・バイトヒーローは、過去作の神室町アイランド・トラブルミッションを面倒くさくしただけ
空き缶集め・ドラゴンカートは、操作性やアイテムの使い勝手が悪く
触っていて楽しくないし、1レースごとにロードが入るためテンポも悪い
スジモンに至っては、ただ敵と戦ってデータを集めるだけのパロディですらないただの悪ふざけ
資格学校だけは、クイズゲームとして普通に楽しめました
私は、龍が如くシリーズのナンバリング作品を
サブ・遊びの部分だけは、一定のクオリティがあると思っていたのですが
それすらなくなってしまったのは、とても残念です

39: 2021/05/13(木) 22:46:43.90 ID:TPIdRfcL0
ゲハには稀な良スレだった
お疲れ様

41: 2021/05/13(木) 22:55:23.46 ID:fySGzFjq0
最後に・・・
『OF THE END』や実質前作である『ジャッジアイズ』そして今作のように
「元々ある龍が如く特有の『最終的には殴って解決』を変えず
それを繋ぎ合わせるためのキャラクターや、世界観・演出を作ることもなく
出来の悪い、ゾンビ・探偵・コマンドRPGの要素を放り込む」という作り方が続くなら
今後プレイすることはないと思い、こうしてシリーズ全作の感想を書きました
私は、それらの要素が全く楽しめず、ゲームプレイの阻害にしかなっていないと感じましたので


総合的な評価をランク別にすると

S 初代
A 4 維新 0
B 2 3 6
C 5
D 見参 OTE 7 (ジャッジ)

といった感じでしょうか
極シリーズはオリジナルの方が優れていると思うので、入れていません

長々と駄文を書いてきましたが、誰か一人にでも参考になったり楽しめたのなら幸いです
なにか質問などありましたら短い間ですが、お答えしようと思います

43: 2021/05/13(木) 23:08:09.26 ID:h6XKqOmn0
ええ文章やったおつ
初代たまにやりたくなるんだよね
探すの大変だから極しか選択肢がないのはファンには割と辛い
まぁ戦闘システムは相当にマゾいんだが

44: 2021/05/13(木) 23:11:27.54 ID:x4FBQ0SB0
海外だとあんまり1とか2の人気ないんだよな
不思議なのが5,6の評価が高いところ
ストーリーは二の次でグラフィックとか遊びの幅みたいなのを重視する傾向にあるのかな

46: 2021/05/14(金) 00:15:16.70 ID:Nv+Itd1E0
極だけやったことあるけど、おまけの麻雀が1番面白かった思い出

49: 2021/05/14(金) 00:37:40.76 ID:YwMyRMv70
個人的にはトップ2の7とOTEがDかあw

42: 2021/05/13(木) 23:03:33.57 ID:7eTYH5270
クロヒョウ1・2と北斗のレビューも待ってるぜ
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